昨日は、「丸ごと生きよう、女たち!~再び『国策』に利用されないために~」と題して集会を開きました。メインゲストに沖縄から宮城晴美さん(沖縄女性史家)をお招きし、70名ほどの参加がありました。
直前の国立駅前の情宣でチラシを受け取った方が、そのまま参加してくださったり、沖縄への関心の高さがわかりました。
第1部は「沖縄から女性問題を考える」で、宮城晴美さんが基調報告をされました。
宮城さんは、「『沖縄の人たちは、普天間基地の移設に反対している』との間違った情報がメディアで流されている。沖縄は負担軽減を求めているだけ。菅官房長官は沖縄にやってきたが、最初に会ったのは前知事の仲井眞さん! 翁長県知事に会う日は、沖縄の人たちは県庁に集まる。沖縄は日本の中で唯一、地上戦が行われたところ、戦争になったらおしまいということを知っている。軍隊は島民の生命を守らないこと、集団自決に追い込まれ家族の中で殺し合った悲劇も体験している。戦争になったらおしまい!という沖縄の人たちの気持ちが他の日本の国民に伝わらない」と、今の沖縄の声は何なのかを話されました。
また、女性問題の視点から、集団自決による死亡者の比率は成人女性と子どもとで80%を超えること、沖縄の日本軍「慰安婦」の問題、そして改憲への動き、とりわけ、自民党の憲法24条改定案「家族は、互いに助け合わなければならない」の危なさ、家父長制への回帰、などを話されました。
第2部はシンポジウム「今、国立で女性問題を考える」でした。
パネリストの遠藤良子さん(くにたち夢ファーム)、北村千佳子さん(女性ユニオンくにたち)、そして宮城晴美さんに討論していただきました。
遠藤良子さんからは、「シングルマザーやDV被害者の支援の中で大事にしていることは、いいことも悪いことも含めて、丸ごと自分は生きていていいのだと思えるようになること、そこまでの寄り添い、サポートが必要」というお話がありました。
また、北村千佳子さんは「この間、労働法が変えられ、より厳しくなった。正職で働きたくても仕事がないという人が多い」と話されました。
お二人ともに、今の安倍政権の「輝く女性の登用」がいかにまやかしであるかを話されました。
沖縄の声を聞かない政権、
自粛するメディア、
戦争体制が作られる中で、
再び女性が使われはじめている、
「欲しがりません勝つまでは」
「産めよ増やせよ」
「お国のために」の再来が来ている、
繰り返してはいけない、
戦争の道を許してはいけない、
そこだけでつながろう!
沖縄の人たちは、民意を反映させることができる選挙をした。
宮城晴美さんは、「変えたかったら、選挙です」と言われた。
今の政権の独裁を止めるために、選挙を使おう!
改めて決意しました。