旧駅舎復原は5月までに決まる!? 一般質問 ―1― 

 本日、5時から1時間、私の一般質問でした。

 最初の質問は「国立駅の仮の南北通路が東側に移動したことで駅を利用している人の動線や混み方に問題は生じていないか」についてでしたが「JRに確認したけれども、朝の混雑時には多少ご不便をお掛けすることもあるが、国立駅は他の駅と比べて改札口の間隔も広く開け、バリアフリーの視点でも配慮しており、順調な滑り出しと捉えている」という答弁でした。

 「現実にはバスや自転車や西側、そして北側方面から来る人たちは、これまでとは違って、ぐるりと回り込む形で一カ所の改札口に集中することになるため、ホームに向かうまで従前にはなかった混雑が起き、階段は狭くて長いために危険でもあるという声が私にも届いており、そのような声を市は把握していないのか」と尋ねると「駅の外に関しては聞いているが、改札口の内側についてはそのような声は届いていない」と部長は初めに答えましたが、その後メモが届き「実はそのようなご意見もメールで届いている」と訂正しました。

 私は、西側改札ができない限り、不便さはたとえ本来の南北通路になっても続くことだろうと考えるので、そのような苦情が市民から届いた場合はしっかりJRに伝え、JRの意識を変えてもらうよう、ちゃんと動いてほしいと要望しました。

 さらに、旧国立駅舎復原について、ただでさえ動線が長くなっているのだから、旧国立駅舎が復原されると、余計、動線に問題が生じるのではないか。通行の妨げになるのではないかと市長に聞いたところ、市長は「当初、駅と旧駅舎の離隔は5メートルであるところをその倍(10m)ほど開けたい。つまり、ロータリーの道路の部分を円形公園のほうに向かって5mほどせり出す(その分、道路は狭くなる。今の計画上は円形公園まで8mになる)ので、歩行者の妨げにはならない」と答えました。

 私は、旧駅舎は幅16.5m、奥行き19m、高さ11mで、思ったよりずっと大きい建物である。その建物が駅前にあるということは、結果として国立駅南口には駅前広場がなくなることになる。駅前は、何より使いやすくて、子どもや、高齢者、しょうがいのある人が安心して歩ける空間が絶対必要と考えるので、それを妨げる旧駅舎はいらないと意見しました。

 私の意見は一貫して2,000平米は円形公園と大学通りを見渡せる広場にしてほしい。そして、そこに、駅を背にしてベンチがあるといいなということです。
 5月までに旧駅舎の復原について確定したいという市長に、必ずそれまでに交通弱者に当たるしょうがいを持った人たちなどに意見を聞いてほしいと要望し、そのようにしますとの答弁をもらいました。