心に残るコンサート2つ ―2―

 富士見台第一団地の中にあるKFまちかどホールで開かれた「弥生3月・花ひらけコンサート」に参加しました。
 このコンサートはプロジェクト「つれ」コンサートと称し、友人が企画したものです。
 プロジェクト「つれ」とは、長年独自の音楽活動を続けてこられたたつの素子さんが昨年、進行性の胃がんと宣告され、次の人たちに何とか人々の中で育てられる音楽のバトンを渡していきたいと立ち上げたもので、友人や友人の娘であるたまちゃんもその仲間です。
昨日のコンサートと同様に、重い課題を背負った人の明るく力強い歌に涙があふれてきました。
 たつの素子さんの歌に「冬ざくら」という歌がありました。その歌の中に「春を待つ、春を夢見るな、冬に咲く、冬に咲け、冬に伸びろ」という歌詞がありました。貧困や東日本大震災や原発事故、また、おとなりの国々との緊張関係など、どこを見ても明日に希望を見出せないのなら、今この場で力いっぱい咲き誇れと励まされたようで、心から元気が沸き上がってきました。