常任委員会終了

 18日 月曜日は総務文教委員会で、国民保護計画策定に係る対策本部の条例案や、国民保護計画に反対する陳情などが審議されました。国民保護計画に関しては、27日、28日の最終本会議で意見をしていきたいと考えています。

 19日は建設環境委員会でした。この日、私は午前中、生活保護の方のアルバイトの身元保証人を引き受けるために、市内のあるお店に当事者の方と挨拶に行きました。現在、国立市には、就労に関して身元保証への支援は全くありません。

 12月議会で提案しましたが、該当者なしということで棚上げにされていました。その中で今回の件があり、府中派遣村からの情報で東京都の自立促進支援事業のプログラムの中には就労支援の身元保証に対して5万円までの補助が出せる選択プログラムがあったことが分かりました。

 府中市は、生活保護の方の就労に当たって、身元保証が必要となった場合はこの補助制度を使って信用できる民間保証会社を斡旋しているそうです。
 国立市はこのメニューを選択していないために使えなかったことが判明しました。至急このプログラムを導入することを求めていますが、実現できるのは半年先になるとのことで、その間、同じようなケースが出た場合、いったい誰が身元保証を引き受けるのでしょうか。

 今回のケースは、身元保証人を探しまわったけれども、誰もいませんでした。府中市のような制度が国立では使えなかったために、市からの斡旋もしてもらえませんでしたので、私がその方に同行し、緊急連絡先として名前を書くことでよしとしていただきました。これでやっと働けると笑ったその顔が心に残りました。

 今回のことを通して、市長が身元保証人になり、商工会などを通して、市内のスーパーやお店など、生活保護で仕事を探している人たちの仕事をお願いできないか、頼んでみてはどうかと市長に提案したいと思いました。

 その後、立川警察に貼り紙事件の件で要望をしに行き、その後、市役所に回りました。

 20日は春分の日で、議会はありませんでした。午後、公民館を守る会が公民館で開かれ、5月に憲法と公民館の視点で学習会をやることが決まりました。今、国立だけではなく、さまざまな自治体で、公共施設の老朽化に伴う建て替えに際しての在り方について、計画づくりが進められようとしています。国立でもそれをきっかけとして、図書館を民営化しろだの、公民館と一緒にしろだの、様々な意見がまことしやかにささやかれ始めています。財政の視点から論じられるそれらは、ともすれば住民の一人ひとりが持つ生存権を侵害する方向に持っていかれるのではないかと警戒しているところです。

 公共とは何か、子どもたちの未来にどういう公共施設を残していきたいのか、しっかり議論をしなくてはいけないと思っています。

 21日、福祉保健委員会でした。国民健康保険税の値上げ案は賛成多数で可決されました。私は委員長でしたので、採決に加わることができず、極めて残念でなりませんでした。
 ほかに、生活保護の切り下げに反対する意見書の提出を求める陳情は、委員長採決で採択されました。本会議でも採択されることを願っています。