今日は「ハムケ・共に」の定例会でした。
議題は「ハムケ通信とリーフレットの改訂版について」です。
通信では、国連社会権規約委員会からの日本政府に対する勧告文を載せたことをみんなで確認しました。この勧告文は高校無償化から朝鮮学校が除外されていることは、差別である。ただちに適用することを求めるというものです。
安倍政権は、この勧告に対して「法的拘束力はない」と閣議決定をしました。しかし、法的拘束力はありませんが、誠実に執行する責任は法的にあります。執行できない場合は、その理由を報告しなければならない義務もあります。
上っ面の解釈だけがまかり通り、本当の法的な責任を議場でしっかり問う国会議員が一人もいないことが大変無念でなりません。
リーフレット改定版を作成するにあたっての議論の中で、関東大震災のときに、多くの朝鮮人を自警団が殺したという事実と、その状況の中でも殺さず、逃した人たちもいたという事実が出され、現在、朝鮮人や朝鮮学校に対する差別が強まっていく中で、共に生きることをしっかり伝えていけるリーフレットにしたいということを皆で確認しました。
私が朝鮮学校や在日朝鮮人の人に関わるのは、そこが日本における平和の「最前線」であるという思いからです。