日時…7月12日(土曜)1時半から4時まで
場所…国立公民館(集会室)
テーマ…「砂川闘争から安保・集団的自衛権を考える」
お話…島田清作さん(砂川を記録する会・伊達判決をいかす会)
安倍首相は、閣議決定でありえない憲法解釈をごり押しし、集団的自衛権の行使を認めてしまいました。
殺し、殺される戦争ができる国にしてしまった政権に対して、多くの人たちが憲法9条の戦争放棄の精神を取り戻せの声をあげ、行動しています。
今回の学習会もそのひとつです。
安倍内閣は現憲法のままでも集団的自衛権を行使できるという根拠に砂川闘争の最高裁判決文をあげました。
しかし、その判決文にはひとこともそんな内容は入っていません。めちゃくちゃなこじつけだった訳です。
砂川闘争とは農民や学生等による米軍基地拡張反対運動です。
その中で起きた返還訴訟の地裁判決は「米軍基地は憲法9条に反する」という画期的なものでした。伊達判決と言われるものです。
あわてた国は、高裁を飛び越え、一挙に最高裁判所に上告し、最高裁判所は差し戻しという政治的判決をくだしました。
機密指定の50年をたって情報開示された文書により、当時、アメリカ大使館と最高裁長官が(やってはいけない)事前協議をしていたことがわかりました。
そのことから、先日、最高裁判決は無効とする再審請求も出されました。
そんな政治的最高裁判決文を悪用し、集団的自衛権容認に踏み切った安倍内閣は、なんとオソロシイ政権でしょう。
砂川闘争は今も続いています。
日米安保体制と基地問題、そして集団的自衛権の問題もからんだ、砂川闘争の今日的意義について島田清作さんから伺います。
「流血の記録砂川」のドキュメンタリー映画も上映します。
ぜひ、お越しください。今、自分達に何ができるのか、一緒に考えたいと思います。