ヘイトスピーチは韓国・朝鮮人、中国人、フィリピン人等の外国籍住民や被差別部落、アイヌの人々へのその属性を理由とする暴力的差別表現です。
その人権侵害行為は対象となった人を自死に追いつめるほどのダメージを与えるもので、決して許していけない行為であると、講師の師岡康子さんは話されました。
師岡康子さんから差別禁止条例をつくることもできるとの提案もありました。
国に法整備を求めるだけではなく、国立市でも差別禁止条例づくりに取り組んでいきたいと思いました。
国連人権委員会から日本政府に対してヘイトスピーチ禁止の勧告が出たばかりでもあり、会場となった国立公民館の地下ホールには60名もの参加がありました。
日本は人種差別撤廃条約を批准していますが、国内法が未整備のため、ひどい内容の暴言であっても裁判に持ち込まない限り放置されてきました。
ヘイトスピーチは、放置するとエスカレートし、暴力となり、最後は戦争につながるものであることは、ナチスのユダヤ人虐殺の歴史でも明らかです。