「ハムケ(ともに)朝鮮学校を支援する会」の「うたう会」に参加された方が感動して感想を寄せてくださいましたので、ご紹介します。
「国境のない鳥 クロツラヘラサギ」の映画とそのお話しを聞いて
2月26日、火曜日、「ハムケ うたう会」のゲストに、小平市の朝鮮大学元教授の鄭鐘烈(チョン・ジョンリョル)先生をお招きしました。先生は、20年前、日本と朝鮮半島を行き来するクロツラヘラサギがもう二百数羽しか残っていないのを知り、それを救うために、研究と保護活動を始めました。
国を隔てて渡りをする鳥を保護するためには、その鳥の生息地、中間地点、繁殖地の国々と一緒にプロジェクトをつくらなければなりません。
そのために先生は日本、南北朝鮮、台湾、中国などの架け橋となり、対話、交流を重ね、プロジェクトをつくりました。
日本では東京都多摩動物公園と共同で人工繁殖などもしています。朝鮮大学内でも飼育小屋で大学生たちと一緒に活動しています。
さらに、朝鮮半島の希少鳥類や、カワウソの保護、研究活動が増えています。先生の研究や活動は、まさに朝鮮半島と日本を平和的に結ぶ国際活動です。そして、それを日々、学生たちと実践しています。
朝鮮学校が反日教育をしているなどと言われているようですが、このように、教師も学生も日本と朝鮮を結ぶ大切な平和活動を一生懸命していることに、私は改めてとても感動しました。
初めて見る映像、初めて聞くことばかりで、本当に貴重な、大切なお話しでした。皆さんにもぜひ鄭先生の出版されている本や写真集などを見ていただきたいと思います。
富士見台1丁目 松本宝梅