本日は、公民館で開かれた「私たちの学習権宣言」に参加しました。
初めに、前館長の荒井さんの「憲法と公民館」のお話しがありました。
荒井さんの話しは、実に力強く、すばらしいものでした。
荒井さんが配布したレジュメには、初めに「公民館職員とは何なのか考えた」とあり、日本国憲法第99条を引用し「一人ひとりが生きていてよかったと思える社会づくりを目指すのが公務員ではないか」と発言され、さらに、自分が館長時代に続けていた憲法の学習会を「正直、今でもやりたい」と話されました。
憲法第96条を変えようという動きが国会の中である中で、本当に今ほど憲法の学習が求められているときはないと私も思い、公民館はそのような学習を企画すべきではないかと考えました。
荒井さんの最後のテーマは「公民館は永遠に自治と平和のとりでであってほしい」というものでした。
社会の最小単位は個人であるという認識を確立し、多数が少数、あるいは個人より優位に立つという多数決こそ民主主義という考え方を再検証すべきでないかというような、聞いていて、本当に胸がスカッとする話でした。
2部は「私たちの学習権」というテーマで、車座での議論を行いました。
40名ほどの人が集まり、熱心な議論となりました。
また「公民館に入ったら、世界が広がってしまった。」の冊子も配られました。この冊子は昨年11月23日に開かれた「公民館利用団体発表会」の記録本です。
11月23日に続き、今夏も意義ある企画となったと思いました。