03年6月議会
上村和子の一般質問


1.高齢者福祉問題
(1)今年度から約18.5%もの値上げをした介護保険料と、高いままの国民健康保険税の問題を、払う側の被保険者の視点から問う。こちらに関連記事があります。

2.障害者福祉問題
(1)今年度から始まった支援費支給制度の現状課題と自治体の責務を問う。こちらに関連記事があります。

(2)今年、3月議会で、全会派一致で採択した『障害者があたりまえに暮らすまち宣言』を受けての今後の取り組みを問う。

3.マイノリティーの人たちの人権擁護について
(1)今年、3月議会で、全会派一致で可決した『性同一性障害を抱える人々が普通に暮らせる社会環境の整備を求める意見書』を受けての国立市としての取り組みについて問う。こちらに意見書全文を掲載しました。
獲得・確認できたこと
@性別記載の公文書を再検討する。性別記載の不要な文書内から削除が始まった。
A職員研修に、“性同一性障害”当事者の話を聞く内容を入れてほしいという私の提案を前向きに検討するということ。

(2)外国籍市民施策(職員採用を含む)について問う。
獲得・確認できたこと
今年の市職員の募集要項から、「“日本国籍”を問わない」との一項を付ける。

4.人権尊重教育について
(1)男女平等教育指導の手引きの見直しのあり方について。

(2)教育基本法改悪の動きの中で、卒業式・入学式における「国旗」「国歌」の強制を個人の思想・信条を保障する視点から問う。
獲得・確認できたこと
今年の卒業式において、元号の卒業証書の受け取りを拒否した生徒を、「欠席扱い」としたことの事実確認について、9月議会までに明らかにする。

(3)教育委員会の個人情報の取り扱いの問題について問う。

5.国立市の人権擁護指針づくりについて
獲得・確認できたこと
国立市人権施策推進指針づくりについて、検討開始への提案をした(検討するとのこと)。



6月6日から始まった6月議会は、24日に終了しました。23日、教育長、教育委員の公募について、全員協議会が開かれました。
上原市長は、9月いっぱいで任期が切れる石井教育長、安藤教育委員にかわる教育委員(教育長を含む)を、公募で選ぶことを表明しました。
全員協議会で私は以下5点を確認しました。
@教育の自治を守り、子どもの権利条約を守る教育委員を選ぶこと。
A選挙時にアドバイスを受けるという学識経験者3名の氏名を、終了時、公表すること。
B課題論文の目安、4000字程度、テーマ「地方分権下におけるくにたちらしい教育改革」と「教育基本法について」
C7月5日号の市報で公募を開始する。
D残り3名の教育委員について、再任以外、代える場合は公募を適用する。
ということです。