公民館で、WEA(イギリスの労働者教育協会、ワーカーズ・エディケーショナル・アソシエーション)のお2人との懇談会に参加

 今日は、社会教育研究全国集会に招かれて来日されたWEAのお2人が事前視察に国立公民館を訪問されました。その中で「公民館を守る会」との交流の時間があり、私はそこに参加しました。

 WEAは1903年に生まれた民間の成人教育団体で、イギリスの成人教育の骨格をつくってきました。全国レベルで活動し、昼食時間を利用して年間9,500の講座を紅茶、コーヒー付きでボランティアによって運営しています。
 78,500人がそこで学んでおり、社会的、経済的に不利な条件を抱えている成人に高等教育の機会を提供することを目的に置き、政治教育や移民のための英語教育にも力を入れているということです。
 日本でも生活保護への取り組みの中に教育のプログラムを導入するような動きもありますが、これはその先駆的な取り組みに当たると思います。しかし、WEAのお2人は「そのような窮状に至る前に保障されている日本の社会教育はまさにユートピアである」と高く評価されていました。
 私は、この交流を通して、国立における公民館が果たしてきた役割の大きさを再確認しました。