広島原爆の日に思う

 今日は広島に原爆が落とされた日です。テレビで広島市長の平和アピールを聞き、その中に、政府に対する非核の意志の弱さを指摘する言葉が入っていたことが強く心に残りました。
 国立市では、広島、長崎の原爆を忘れないための一言メッセージを募る企画が始まっていますが、ある市民の方から、その呼びかけの中に「原爆が『落ちた日』とあるのが大変気にかかる。原爆をまるで災害のように表現するのは間違い。少なくとも原爆が『落とされた日』とするべきだ。そう思って、市に問い合わせたら、できるだけ客観性を保つために『落ちた』とあえて表現したと言われ、余計腹が立った」との訴えがありました。
 意識的に表現を曖昧にすることは「客観的」とは違います。原爆はアメリカがやった加害であり、決して許してはいけないことです。この事実を正確に知らせてこそ、平和を守ることができると私は考えますので、国立市に対して、改めるように、私からも言おうと思っています。