日本の戦争加担はアフリカから起きる!? 学習会「集団的自衛権問題と中東アフリカ情勢」


講師の高林敏之さんはアフリカ地域研究者で、ソマリア沖の「海賊対処法」の法案審議のときに、国会でアフリカで暮らす人たちの側に立った意見を参考人として述べた方です。
そのときに、この法律が成立したら、日本の平和憲法は崩壊すると思われたそうです。
今、日本の刑務所には、この法律で逮捕されたソマリアの人たちが収監され、日本語がわからない中での裁判が行われているそうです。

現在、集団的自衛権の行使を憲法を変えずに解釈を拡大することで可能とする安倍内閣の恐ろしい動きに対して、高林さんは、もはや九条は失われたのだから、守るのではなく、取り戻さなければならないと言われました。
遠いアフリカから日本の戦争が始まる可能性が極めて高い根拠をいくつも知り、愕然とすると同時に、こういう情報を少しでも拡散しなければと思いました。

学習会に参加した方から感想をいただきましたので、ご紹介します。

「国立の町の問題を考える会」の学習会「集団的自衛権問題と中東アフリカ情勢」に参加して

この学習会に参加して、初めて日本の自衛隊基地がアフリカの「ジブチ」という国にあるのを知りました。
ジブチは紅海の出口、スエズ運河と正反対の位置にある小さな国です。日本はそのジブチと日本に圧倒的に優位な地位協定を結びました。そこから、中東・アフリカ地域で戦争協力ができるように着々と準備しています。安倍首相は中東・アフリカの外遊で、それらの諸国と防衛関連の合意を次々と取りつけているのです。

一度発火したら、地球の裏側からこの国立の町まで火が及んでくる……大変な、しかし、現実的、具体的なお話でした。
 高林敏之さんのフェイスブック等に詳しく載っているので、ぜひ読んでください。

富士見台一丁目在住 松本宝梅