防災にこそ人権の視点を

8月31日に谷保第三公園で開かれた総合防災訓練に行ってみました。

地震だけではなく、ゲリラ豪雨などが想定できる中で、「防災」の観点から、いかに被害を少なくできるか、消火や煙、ケガなどへの応急措置などの体験型のブースがいくつもありました。

事前の市報で防災訓練の案内を見た人から「自衛隊が来るなどなんだか危ない」というご意見もありました。自衛隊は災害の時には人命を助けてくれる存在ですが戦争になると軍隊に変わってしまいます。
また、関東大震災の時には多くの朝鮮人が自警団によって殺されてしまいました。災害時にはこのような危険な事態が起り得ることも教訓としてそのことを防ぐ訓練も必要なのではないかと思いました。

会場でユニークフェイスという容姿による差別偏見をなくす活動を全国的に行っている藤井輝明さんにバッタリお会いしました。
藤井さんと災害のときに必要なのは「人間愛」であり、そういう人間教育こそ必要であるという話をしました。
ホームレスの人たちが路上で若い人たちから暴力を振るわれるという事件が相次いでいます。
藤井さんはそれをテーマに足立区で中学生向けに自分の体験を踏まえ話されたそうです。
国立でもそのような講演会が開かれればと思いました。