14日の福祉保険委員会、 1億1千万円の高架下認可保育園建設の補正予算と3億円の値上げ諮問に繋がった国保補正予算に一人反対14日の福祉保険委員会、 1億1千万円の高架下認可保育園建設の補正予算と3億円の値上げ諮問に繋がった国保補正予算に一人反対

12月14日
本日、福祉保険委員会でした。
看過できない①高架下保育園建設と②来年度から3億円もの値上げを運協に諮問した国保の問題です。
①高架下の認可保育園が、
待機児解消のためにとあちこちに建設されています。
「暗い、危ない、汚い」の高架下のイメージを「明るい、安全、きれい」に変えたいJRの高架下開発のビジョンとも一致し、中央線で新しく生まれた高架化下には保育園だけではなく、病院や高齢者のデイサービスなども入り始めました。
国立市でも、北の都営団地の一階に入っている保育園が、その前を通る中央線高架下にもうひとつ認可保育園(0才、1才、2才)をつくることになり、その建設予算として1億1千万円(内4000万円ほどが国立市の税金から支出される)の補正予算が提案されました。
福祉保険委員会では、騒音、電磁波、振動、日当たりなどの質問が出され、どれも(日当たりは南側に建物があるとダメだが)大丈夫だとの答弁があり、ベストな環境とまで言えないが、それでも待機児解消のためには認可保育園が増えるのは良いこととして私以外の委員は全員賛成しました。
しきりに少子化問題が叫ばれる割りには、認可保育園の基準は緩和され、鉄道の高架下でも、高速道路の下でも、土地があれば建設できる…少子化というのなら、子どもをもっと大事にするべきなのに、子どもが多かった時代でも考えつかなかったところに認可保育園建設がなされていることに、釈然としない思いがします。
私は、何年も前から、国立市で生まれ育つ子どもたちに保障すべき、国立市保育指針をつくるべきと主張してきました。
保育の量と質はどちらか優先ではなく、どちらも大切にされなければならない。
高架下は、生活環境としては適さない場所です。ましてや0才、1才、2才の子どもの保育環境としては決して適正とは言えないのではないでしょうか。
事業者から話しがきた時に国立市として真剣に考え、高架下ではなく、他に国有地とか活用できる場所はないかなど相談支援に応じて欲しかったと思います。
赤ちゃんが育つ認可保育園は、何より子どもにとって良好な保育環境を選ぶべきです。
ひきっきりなしに電車が通る真下に認可保育園が建設されることを認めるわけにはいかないと考え、反対しました。
反対は、私一人でした。
なぜなんだろう、なぜ、みんなは変だと感じないんだろう。
「認可保育園」とは公的保育の場であり、児童福祉法などが根拠となります。
公的保育のレベルが下がっているという問題なのです。
※国保3億円たりないから、来年度から大幅値上げの検討に急に舵を切った、国立市の問題は明日にでも!