新田國夫さんの本『安心して自宅で死ぬための5つの準備』から、24時間365日安心のまちづくりについて 一般質問 ―3―

 5つの準備とは、
 1.死ぬということについて心づもりをしておく。
 2.加齢によって体に何が起きるかを知っておく。
 3.病院信仰を捨て、かかりつけ医に在宅医療を頼む。
 4.医療と介護の公的サービスの現状を知って、使いこなす。
 5.最後の2週間を幸せに生きると心に決める。
と書かれてあるが、この考え方は市の考え方と同じ方向にあるのか。

→→ 地域包括を中心にして在宅医療ができる総合診療医を増やすことや、その連携、また、在宅医療へ市民の周知を図るための教室や介護する家族の集まる場づくりなど推進していきたい。

私の意見
 私は12月議会で「生まれる」ことを保障するまちづくりについて質問しました。そのときに、生まれることを保障するとは安心して死んでいくことまでを保障することであると改めて思いました。
 第二次世界大戦後のイギリスで社会保障のスローガンとなった「ゆりかごから墓場まで」、直訳すると、ゆりかごではなく子宮だそうですが、24時間365日安心のまちづくりは、まさしくその実現を指していると私は考えます。
 私自身の公約に、高齢でお金がなく、病気持ちで、一人暮らしの女性が安心して生きられるまちづくりと、安心して「徘徊」できるまちづくりがあります。
 365日24時間安心のまちづくりは、この理想の実現にもつながると考えています。「国立ならできる」と新田國夫さんの本に書いてありました。本当に自信を持ってそう言える施策の提案を今後も続けていきたいと思います。