「宮脇昭先生のお話しを聞く会」に参加して

 4月1日、月曜日、谷保の遠藤喜美子さんのお宅で「宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のお話を聞く会」に参加しました。

 遠藤喜美子さんのお庭には、大きなどんぐりの木があり、毎年その実1万粒余りを宮脇先生の「森の長城プロジェクト」に贈っています。
 この日は宮脇先生のお話しを聞くために、国立市内の緑化に関わっている方々、関心のある方々が11名集まりました。

 宮脇先生の話しは、がれきと土を混ぜたマウンドの上に植樹して、岩手県から福島県沿岸300キロメートルに自然の防潮林を造るという画期的なものです。既に岩手県3,000本、宮城県9,300本を植樹しました。

 先生がお持ちになったDVDには、20年前、宮脇先生が大船渡市で実践した小さな森の防潮林が3.11の大津波でも見事に残ったことが入っていました。しかも、引き潮にさらわれる何台もの車も食い止めました。その森に植える木は、その土地にまっすぐに深く根を張る木を選ぶことが重要なポイントということでした。

 自然の里山と思っていた武蔵野の雑木林は、実は燃料のために人が植林したものというのも驚きでした。

 こんな大切な話は、ぜひ市の主催で企画し、市報で知らせ、全市民が聞くことができるようにしてほしいと思います。