「コリア語に親しむ会」で新大久保に行きました

 本日は、国立で月1回開かれている「コリア語に親しむ会」で、新大久保のフィールドワークに行きました。

 コリアンタウンとして人気がある新大久保で、いわゆる「嫌韓デモ」が頻繁に行われていること、さらに、そのデモに対するカウンターアクションが自然発生的になされてきていることなどなどあり、一度行ってみようとなったのです。

 私は初めての新大久保行きです。まるで原宿の賑わいのようで、若い女性たちが韓国のアイドルのイケメングループのショップなどを目指して集まっているのを見てびっくりしました。

 韓国料理のお店や、コスメのお店がたくさんあり、私も韓国ではやっているという化粧品を買いました。

 韓国だけではなく、ほかに、中国や台湾、イスラムの食材を売っているお店もあり、そのお店の軒先には、その国の言葉の新聞も置いてありました。

 新大久保が多文化共生の町であることがよくわかります。

 韓国の工芸を紹介するお店もあり、そこには、新大久保の小学生たちの手紙が貼ってありました。
 社会科見学と思われるその小学生たちのテーマは「新大久保をこれからどういう町にしたいか」というもので、メッセージにはすべて「新大久保をいろんな国の人たちが住む楽しい町にしていきたい」というコメントが書かれてありました。

 高麗博物館にも初めて訪問し、いろいろお話しを伺うことができました。

 高麗博物館は、市民の手によってつくられた小さな、町の博物館です。どこからも補助をもらわず、会費だけで運営しているそうです。
 また「朝鮮」や「韓国」という言葉が、日本においてはいろいろなニュアンスで捉えられてしまうので、あえて「高麗(こうらい)」と名づけたそうです。

 日本と朝鮮半島がとても仲がよかった、文化交流があった、その歴史を忘れず、今もう一度確認をしていくためにできたのではないかなと思いました。

 まるで韓国のような賑わいの中、屋台で買ったレモン1個分を絞ってくれたレモネードがとてもおいしかったです。
 こういう町にヘイトスピーチのデモが頻繁に来ていることに強い憤りを持ちました。